これは疑う余地なく、完全に詐欺行為なので、即刻その企業との取引は中止にすべきです。けれども厄介なのは、現金化業者との契約を結ぶ段階で、個人情報(かなり重要なものも含めて)を先方に知られてしまっている場合というのがほとんどなんですよね。だから、契約を打ち切ろうと思ってもなかなかむつかしいという恐ろしい現状があります。

例えば、企業の体制を不審に思った利用者が、現金化の依頼を取りやめたりすると、表向きはすんなり契約をキャンセルさせてもらえるんです。ところが、その悪徳企業にはすでに電話番号やメールアドレスなどが知られてしまっていますから、いったんは取引を中止しても、またその顧客の元へ電話がかかってくるんですよ。言葉巧みに、契約を結ばせるような内容の電話がかかってくるんです。

そして、騙された利用者の立場としては、もうすでに一度痛い目を見ているので、もうだまされないぞと心に誓って、悪徳企業からの電話を切るなり契約の話を断ったりということをするわけですが、最終的には、脅すような形で再び契約を結ばされたりするということが少なからずあるみたいです。

脅してでも利用者に無理やり契約を結ばせるということは、もちろん、そうすることによって悪徳業者の側に何かしらのメリットがあるわけですよね。単純に考えて、利用者に返金する前提で受け取った高額商品を、自分のところで売ってその代金を利用者に返さなければ、商品の代金を着服するかたちになるわけです。そして、現金化を行うために高額な商品を購入した利用者は、その分だけ大損するということです。

また、悪徳な企業が行う手口も結構ずる賢くて(だからこそたくさんの人がだまされてしまうのですが)表向きには、利用者に対してきちんと商品の代金を還元する振りをするんですよね。例えば、顧客に対して「この商品を買ってきてください。うちに持ってきていただいたら高額で取引させていただきます」というふうに指示を与えて、客が買ってきた商品を高値で買い取りますよね。

この時、いきなり商品代金を全額顧客に渡すということをせずに、なんだかんだといろいろ理由をつけて、分割というかたちでお金を返すんですね。例えば、五万円を顧客に渡すべきなのであれば、いきなり五万円を全額ボーンと返すのではなくて、五千円ずつを十回払いの名目で返すのです。

それで結局は、十回払いのうちの半分しか返さなかったり(もちろん半分は、その悪徳企業が着服するのです)あるいは、初回の依頼分だけは全額商品代金を顧客に返金しても、二回目、三回目と依頼が増えていくたびに、顧客に渡す商品代金を少しずつ減らしていくということを平気でやっている悪徳企業もあるようです。

もし、あなたがとある現金化業者に相談を持ち掛け、業者の指示に従って購入したはずの商品代金がいつまでも振り込まれない場合は、それは明らかに悪徳企業ですので、即刻取引を中止してください。といっても、ひとたび現金化業者に電話番号やメールアドレスなどを知られてしまえば、取引の中止を申し出て表向きには受理されたように見えても、結局、後になってから何度でも電話がかかってくるというケースがあります。

最悪、電話番号やメールアドレスなどを変更しなければいけないケースが出てくるかもしれません。